D.D.S.W.
RECOMMEND
本、音楽、場所などのお薦めです。

BOOK
ローリングサンダー
メディスンパワーの探求


「なににだって正しい時と場所というものがある。わしらはそう言う。われわれはそれを、つまり、なににであれ正しい時が存在するという真実を理解、それと調和をとって生きる。そして、そうやって生きているからこそ、いつごろ、どこにいけば自分の薬草が摘めるかもがわかるのだ。本当に必要とするなら、それは手に入れることができるというのは、そういうことだ」
ローリング・サンダー―メディスン・パワーの探究 北山耕平+谷山大樹訳 平河出版社刊
ローリング・サンダーというメディスンマン、ネイティブアメリカンの世界観、思想を伝える本。
彼の記録された言葉を意識し、それを生きることにより自身の世界観が変わった1冊の本だ。本と出会ったその当時、悩んでいたおれに読むたびに答えを与えてくれた不思議な本で、それは衝撃的で、まるで暗闇に落ちた稲妻が道を照らしてくれたようだった。そして自分自身の奥底に眠るネイティブスピリットを目覚めさせてくれた。
今現在も彼の言葉はースピリットーは、自分を含む他の探求者たちとともに生きているような気がしてならない。

TRIP


いつもこの山では、互いに「我が道」を進む者同士が久しぶりの再会果たす。
ティピの中、火を囲み、音楽と酒を酌み交わして語り合う。
そして、山を下りてまたそれぞれの道へ戻っていくのだ。
この世界のあちらこちらに散らばっている仲間達は、それぞれの「我が道」を、それぞれの歩幅で歩いていることだろう。
また何処かでお互いの道が交差をすれば、再会に興奮をするだろうし、またその興奮を胸に大切にしまって、手を振って別れては、互いのフィールドに立ち、成長と発展の道に進んでいく事だろうし。
結局のところの俺が思うに、みんなの「目的の地」は同じだと思っているから、離れていても近くにいるような感じもしている。
さて、このノースランドは、標高1200mの茅ヶ岳の中腹にあり、福生に住んでいた、20代前半の頃からお世話になっているキャンプ場だ。
場内は1本道を挟んで、両サイドにティピや馬車小屋風のバンガロー、テントサイト、バー、露天風呂などがあり、ここに部屋を借りている人達の建屋がなどが並びぶ。
そして、ここのすべてが酋長とその仲間達の手作りで、とても暖かみがある。
時折、バイカーやハワイアンのイベントなどもあり、一度俺たちはサイケデリックバンドで出演したこともあった。
その一本道の坂を200m程上がるとライディングクラブがある。さらに上がって行くと別荘地がある。
古き良きアメリカ、ネイティヴアメリカンの影響を受けた頃の俺はこの場所に出逢い、時空を超えて、そのスピリットを感じた。